切手の店を開こう計画 その19

カタログに書かれている価格はいったい何なんだろうと思います。
価格は需給バランスによって決まるものと思っていましたが、カタログ価格は一方的に供給側=切手を商売で取り扱う側、が設定した価格のような気がします。
あまり利益率が少なくては切手商が成り立たないため、極く最近に発行された切手ですらすぐに高いものになっています。
小さい頃の私は持っている切手のカタログ価格を合計してこんなに持っていると喜んでいた時代がありました。でもその切手は、売るときには額面ですら引き取られないことに気づいたのはほんの最近のことで、それまではまったく気にせずひたすら切手を買っていました。
郵趣関係の本には、購入した価格より売る時の価格が低いのは当たり前で趣味だから集めて楽しむことの方が重要だ、というようなことを書いているものもあります。
私はそうは思いません。下手をするとまとめて売る時には購入価格の10分の1くらいでしか引きとられないのは詐欺だと思いますし、システムの問題だと思います。
外国の切手はカタログ価格だけではなく為替レートも関係してきます。
ある切手商が競争相手の切手商のことを「あそこは1$200円で計算しているから高い」と非難していたことがありますが、その切手商も1$180円くらいなので私からしたらどちらも高いと思うのですが・・・
いずれにしてもどれだけ安い価格に設定できるかが重要でいまだに悩んでいます。