切手の店を開こう計画 その38

数年前上海の切手店にいったことがあります。そこは仕切りの無いトイレが残っているほど古いデパートのワンフロアーすべてが切手店で、50〜60件程度はあったと思います。(違うフロアはすべて貨幣のお店でした)
とにかくめずらしい切手も多く、時間もお金も足りず残念だった記憶があります。
中国の郵趣人口はここ10年くらいで飛躍的に増えているみたいです。文化大革命以降の切手の中国国内での異常な値上がりが拍車をかけたみたいです。
今は沈静化していますが、最盛期は中国にもどっての転売益を期待して日本に中国の切手を買出しに来た人も多かったみたいです。
私の小さかった頃、一大切手ブームが起きその理由のひとつが切手の資産価値=切手は値上がりするという神話がありました。
切手のカタログに書かれている価格を基に自分の持っている切手価値総額を計算したのは私だけではなかったのではないでしょうか。
現実は値上がりするどころか額面ですら売れずそれが故に収集をやめた方も多かったとおもいます。
中国の切手ブームもその意味では一過性のものではないでしょうか。
それにしても最近発行された切手で投機ブームが起こるほど中国の切手事情はいったい何だったのでしょうか。多分私にはずっと分からないと思います。