切手の店を開きました その53

ちょっと前ですが「郵趣」を読まれている方ならだれでもご存知の郵趣界の重鎮とお話する機会がありました。
話を聞くにつけさすが一流のコレクターと思わせる迫力でした。
ただ時間がたつに従い何かひっかかるものが出てきました。
家に帰ってなんだろうと考えていたのですが、最近になって分かりました。
それは目線があまりに高すぎるということでした。
切手を通じた集まりなので切手に関するハイレベルの話が出てくるのは当たり前なのでしょうが、「切手を集める人を増やすには」という話になった時も上から目線で考えているような気がしました。
今、日本の郵趣界は危機的な状態だと思います。
重鎮オーラで相手をひれ伏させるだけでなく、たまには下から目線の重鎮も良いとおもいます。
郵趣関係者はあらゆる機会をとらえて切手を集める人を増やすことが重要なのではないでしょうか。
切手を集める人が増え、あらゆる年代にコレクターができ、郵趣界が活発になれば自ずと優秀なコレクターは出てくると思います。
だから私は常に目線を低く(といっても高くなるほど実力が無いと思いますが)いつでもどんなことでも相談されるような、話しやすい切手おじさんを目指したいと思います。