切手の店を開きました その66

私が切手を集め始めた時切手商組合が作ったカタログが私のバイブルになっていました。
日本切手がジャンル別・発行年代順に並んでおりこれをもとに切手の整理を行ったものでした。
カラーの画像であり子供でも購入できる価格だったためクラスメートの男子の半分以上がこのカタログを持っていました。
切手収集は知的興味を満足させる趣味と言われたりしています。
でもこれはすでに切手を集めている大人が勝手に言っていることでこれから集める可能性のある子供達にとってはどうでしょうか。
私は日本郵趣協会の批判をよくしていますがなぜ日本郵趣協会はやるべきことをやらないのでしょうか。
子供を集めて切手の指導をするのは悪くないし絶対やるべきことだとは思います。
切手を集める仲間を増やそうという活動ではなぜワンパターンに「原点に戻って子供に興味を持ってもらうためのジュニアの育成指導」という活動しかでてこないのでしょうか。
日本郵趣協会はその積み重ねた歴史と同じまたはそれ以上に蓄積された知識とデーターがあるはずです。
お金を取ることだけが協会運営ではないはずです。
知識やデーターをどうして公開しないまたは出来ないのでしょうか。
採算を向上させるためには、ひたすらお金を集めることだけでなく切手を集める人数を増やし、収集年齢バランスを良くし、活動そのものを活発にすることこそが大切なのではないでしょうか。
私は今全世界のカタログを作るという無謀な計画を立てています。
それは切手を集める時、どの切手であるかを特定できないことをなくすまたは特定するのに時間がかかりすぎるストレスをなくすためです。
そして集めたい国の切手がどのようなものがあり、目標はあとどれを集めればよいのかを考える助けになれば良いと思っているからです。
そしてそのニーズを満足させるカタログが無いからです。
自由に見られるカタログ作りを目指しています。
今のままだと10年で郵趣協会はなくなっても良い存在になってしまいます。
その理由は60歳以上が主流を占めている活動の担い手がいなくなって活動そのものが出来なくなってしまうからです。
しつこく言います。
日本郵趣協会なら出来るはずです。
あらゆる切手に関するデーターはあるはずですし集められるはずです。
法的な問題があるのは当たり前です。
全世界のしかるべき機関との交渉は可能だと思うし、たとえ難しいことがあったとしてもそれを乗り越える交渉はすべきだと思います。
日本郵趣協会が切手のすぐれたデーターベースを持ち、コントロールセンターとなり新しい切手収集の潮流を作りだしてくれることを切に切に願います。