切手の店を開きました その97

今までにカタログを完成出来た国・地域数・・・69
イギリスで1858年から70年に発行された1/2d,1d,1-1/2d,2dの4種類の切手には4つのコーナーに色つき文字と左右にプレートナンバーと呼ばれている版の番号が入れられています。
その中の1dの「ペニーレッド」と呼ばれている切手はたくさんのプレートナンバーがあります。
この切手は縦12X横20の240面のシートでできています。
コーナー文字は左上と右下が同じ文字でA〜Lの12種類(縦方向)右上と左下が同じ文字でA〜Tの20種類(横方向)で偽造防止のためコーナー文字の組み合わせがすべて違う240種類の切手がシートを構成しています。
又プレートナンバーは71から225まであり75,126,128は欠番77番は不発行だったらしいのですが10枚程度は使用済みが存在するみたいです。(写真の121は見えてますか?)
プレートナンバーが151種類、コーナー文字が240種類あるのですべてを集めようとしたら36,240種類集めれば完集ということになります。
この切手を専門に集めている方もいらっしゃるのですがどのくらい集められたのでしょうか。
私はこの切手を専門に集めていたわけではありませんが121番を集めることができました。
(たまたま集めていて121番がたくさんあつまってきたので121番を集めることにしました)
プレートナンバーが明示されて売られているものがあまり多くないため同じものもたくさん買ってしまいました。
121番を集めるのに20年以上はかかっていると思います。
SCOTTにもプレートナンバーごとの評価がされており使用済みで$2.50〜$30.00となっています。
まとめて買ったりすると1枚100円程度で買えるものもあります。
しかし幸運にも1枚100円ですべてが買えたとしても、すべてを集めるには360万円以上が必要です。
私の121番を集めた経験からするとすべてを集めるには360万円の10倍以上が必要だと思いますし、時間的にみたら一生かかっても無理なような気がします。
(写真は121番LのA〜Tまでです)