切手の店を開きました 再出発その7

今の私が40年前にタイムスリップしたら切手を集めていたでしょうか。
40年は少し中途半端な数字ですが、きりの良い50年だと私は学生時代だし10年を除けば40〜20年であればどれも同じ結論になりそうです。
私の答えは切手を集めるかもしれないが全く違うやりかただったということです。
今の私の切手収集はパソコンが中心になっています。
切手の整理にパソコンを使い始めたのは1997年頃からですが当時世界最小といわれていた東芝のリブレットというパソコンを購入してからだと思います。
持ち運べるパソコンを購入したことがとてもうれしかったのですがキーボードが小さかったこともあり事務的なことに全く使いませんでした。
世界の切手をゼネラルで集めていた私はひたすら国別のウォントリストを作り切手商やスタンプバザールにパソコンを持っていき使っていました。
結局そのパソコンはウォントリストの作成のみに使っただけでしたので、20万円弱であったパソコンを買わず切手を買っていれば結構なコレクションを作ることができたような気がしないでもありません。
私はパソコンの使い方自体よく分かっていませんでしたが、それより初期のころはWINDOWSも使いにくくワードもエクセルもない時代でした。
字がきたない私は切手のアルバムリーフを作るのが苦手でした。
というよりきたないリーフではあつめる意欲が湧かない状態でした。
それがエクセルを使って同じ位置に国名、ページ、カタログ番号、説明文等印刷できるフォーマットを作ってから自分の集め方が変わりました。
きれいに印刷したリーフの持っていない切手の穴の部分が気になり、そこを埋めたいという意欲がでてきました。
これが自分の集め方を大きく変え、一人暮らしで暇な時間がたくさんあったこと、切手を購入できる金銭的な余裕があったこと、仕事のストレスを単純作業をやることで発散させようとしたこと等すべてのことが切手を集めるとうい方向に自分をむかわせたのではないかと思っています。
40〜20年前の私にはこれらの条件が無かったのでたぶん違うことの方向にエネルギーを注いでいたのではないでしょうか。
今の私は時間的にも金銭的にも余裕はなく且つ仕事のストレスもありません。
だから切手に対する意欲もなくなってきたのでしょうか。