切手の店を開きました その58

3.マウントカッター
書く順番がおかしいと思われるかもしれませんがマウントカッターについて書くことにします。
私の整理は基本的には国別・スコットNo.順にマウントでリーフに貼りつけています。
大半は黒のマウントですが透明のものを使っている国もあります。
使っているのはプリンツ(PRINZ)とライトハウス(Leuchtturm)で通常はプリンツのカッターを使い、同じ巾をたくさん切る時にライトハウスを使っています。
かなり前のことですが切手友達に「マウントカッターは必要か?」と聞かれたことがあります。
マウントカッターを使い出してかなり経つ私は質問の意味が理解できませんでした。
マウントカッターを購入する以前の私はかなり大き目のハサミを使い切断していましたが、底辺に直角に切断しにくいことそれより長い線で切るとまっすぐにきれずすべってしまうこと(逃げてしまう感じ)、巾にかなりのばらつきがでてしまう悩みがありました。
それがマウントカッターを購入して大半の問題が解決できたため、マウントカッターを使わずにマウントで整理することが考えられなくなっていたからでした。
先日郵趣家が作った図入りアルバムにマウント貼りで整理されたコレクションを入手しましたが、あきらかにハサミで切った不揃いのマウントを見て「せっかくなのに残念!」と感じてしまいました。
カッターの歯の薄さと歯についているカーブが切れ味を長持ちさせているのだと思っています。
確かに一生ものの道具なのでしょうが、プリンツは5,670円 ライトハウスが3,040円は高すぎます。
先日購入したA3サイズまで切れる中国製の立派なカッターが1,800円だったのと比べて残念な程高い気がします。
マウントカッターで切ったマウントですが、一部を湿らせて貼りつけるとよくリーフからはがれてしまってたので今は湿らせたガーゼで全面を拭いて貼りつけるようにしています。
その後、いつもは本棚に立てて置きにくく困っていたスコットのカタログがいかんなく重しとしてその実力を発揮するため、きれいな状態になります。(これっておかしいやり方でしょうか)
それにしても「ハウイドマウント」と郵趣品リストに掲載されているのですが「ハーヴィット」としか読めないのは私だけでしょうか。